top of page
検索

「良い服」は、誰にとって良い服なのか。

  • 1月10日
  • 読了時間: 3分

世の中には、「良い服」がたくさんあります。



有名なブランド、生地、長い歴史。

そうした言葉を聞くだけで、

なんとなく「これは良いものだ」と

感じてしまうことも少なくありません。


けれど、

少し立ち止まって考えてみると、

服の価値はそれほど

単純ではない気がします。





「一般的に良い」は、本当に正解なのか。



たとえば、

ロロ・ピアーナやゼニアのような

イタリアの高級生地。


一般的には

「とても良い生地」として知られています。

柔らかく、しなやかで、

上品な光沢がある。

確かに、素晴らしい素材です。


しかし、

体格がしっかりしている方が

日常的にハードに着用すると、

摩耗が早く、

結果的に寿命が短くなることもあります。


生地としては良い。

でも、その人にとっては

必ずしも良い選択とは言えない。


そんなことが、

実際にはよく起こります。




服の価値は、「主語」で変わる。



つまり、

「良い服」かどうかは、

誰にとって、という主語で

簡単に変わってしまう、

ということです。


世の中で評価されている服が、

あなたにとっても

最適とは限らない。


逆に、

あまり知られていない選択が、

あなたにとっては

最高の一着になることもある。


服の価値は、

人との関係性の中で決まります。




TENが大切にしている考え方。



TENでは、

「一般的に良いかどうか」ではなく、

「あなたにとって適切かどうか」

だけを基準に考えています。


仕事の内容。

立場や役割。

ライフスタイル。

体型や動き方。

性格や価値観。


それらは最初から

ひとつの答えとして

存在しているわけではなく、

バラバラな「点」として

散らばっています。


私たちの仕事は、

その点を一つずつ丁寧に拾い上げ、

あなたにとって無理のない

一本のスタイルとして結ぶこと。





「売らない」ことも、選択のひとつ。



だからTENでは、

有名な生地を

おすすめしないこともあります。

高価なオプションを

外すこともあります。

流行っているデザインを

止めることもあります。


売らないためではありません。

あなたにとって最適ではないからです。




迷いの正体は、センスではない。



洋服の悩みの多くは、

センスや知識の問題ではなく、

「判断の基準がないこと」

から生まれます。


何を選べばいいのか分からない。

間違っていないか不安になる。

考えること自体が、

少し疲れてしまう。


TENが目指しているのは、

そうした迷いを終わらせること。


「これなら大丈夫」

そう思える基準を、

一緒につくることです。




主語を「あなた」に戻す。



良い服は、たくさんあります。

でも、

あなたにとって良い服は、

ひとつひとつ違う。


TENはこれからも、

主語を「あなた」に戻しながら、

装いを考え続けていきます。




 
 
 

コメント


TEN 青山 オーダースーツサロン ロゴ
bottom of page